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2019.09.20ブログ

器具の滅菌について

歯科治療では、歯周病や虫歯などの感染症の治療を行います。
また、医療機関ということもあり、感染症を抱えた患者さんがいつ来院されるかわかりません。

そのため、常に「感染」と「非感染」をしっかりと区別して診療を行う必要があります。

使用した器具は、「廃棄する」か「滅菌して再利用する」のいずれかで対応することになります。

「使用したら廃棄する」は、一番安全かもしれませんが、資源を大切にすることや採算性のことを考えるとなかなか難しいところがあります。しかし、感染性の高いものや滅菌できないものに関しては、廃棄せざるを得ません。

「滅菌して再利用する」は、環境にはとてもいいですが、取り扱いを間違えると患者さんに感染を広めてしまうリスクがあります。

当オフィスでは、滅菌可能な器具に関して、付着した血液、細菌や汚染物をそれぞれ適切な薬液に浸漬したのち、超音波で洗浄し、高圧蒸気滅菌器で滅菌を行なっています。



滅菌器に入れられないものは、滅菌するための薬液に規定時間浸します。

少し前に注目を浴びたハンドピース(削る道具)の使い回し。
ハンドピースについても、専用の滅菌器を用意して対応しています。



資源を大事にしつつも、感染に対してしっかり対策を講じることは、患者さんを迎えるにあたりとても大切であり、当然のことであると思います。

長町に開業して2週間経ちますが、想像していたよりも多くの患者さんに来ていただき、感謝しています。
来ていただいている、またはこれから来ていただく患者さんが、安心して診療を受けられるように、スタッフ一同努力していきます。
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