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2021.09.03ブログ

歯科治療について #3

第3回となる今回は、ぜひ知っていただきたいラバーダムについて書きます。

 

当オフィスに来た患者さんに聞いてみると、ラバーダムを今までされた方は、約5%程度だと思います。

 

ラバーダムってなに?、何がいいの?、デメリットは?について、書いてみます。

 

ラバーダムってなに?


ラバーダムとは、処置する歯を含み、周囲の歯を数本だけ見えるようにし、様々な感染物(唾液、粘膜やプラークなど)から隔離するものです。

 



 

じゃあ何がいいの?



①歯科治療に使う材料のほとんどは唾液や呼気中の湿気、プラークや粘膜などのタンパク質に弱く、接着力が1/3程度に下がると言われています。

 

きちんとくっついていないということは、そこからの再感染や脱離が容易に起こるということです。

 

ラバーダムを行うことで、そういったリスクを避けることができます。

 

②ラバーダムなしでの治療の際、目の錯覚や術野の色により、虫歯の取り残しができやすくなります。

 

③処置中の水分が喉に流れ込まなくなります。(唾液は溜まるので、途中で吸引します。)

 

④神経の治療をする時に使用する強い薬剤によるヤケドから粘膜を守ることができます。

 

⑤術野を衛生的に、また乾燥状態を確保できるため、時間に追われず丁寧な治療を提供できます。

 

 

しかし、残念ながらデメリットもあります。



❶顎関節症のある方には向きません。

(いくつか対策方法はあります。)

 

❷口呼吸の方にも向きません。

 

❸歯科医院にとっては、ラバーダムをしてもしなくても保険の報酬は変わりません。

 

実際のところ、保険治療において、歯科医院にメリットは多くありません。

 

しかし、再感染・再治療を防ぐ、ということを目的に当オフィスでは、断られなければほぼ全ての方に使用しています。

 

興味のある方はぜひ体験してみてください。

治療途中に寝る方も多くいます(^-^)

 

Good Smile For You!
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