当院では、抜歯・抜髄を
避けられるかもしれません!

- 「エクストリュージョン法」で抜歯を回避
- 「歯周組織再生療法」で重度の歯周病も治療
- 「歯根端切除術」による歯の根の治療
- 「自家歯牙移植」で自分の歯を活かした治療
対応しています。
セカンドオピニオンもご相談ください。
治療時の痛みや、歯科治療そのものに対して強い恐怖心や不安をお持ちの方におすすめしているのが「静脈内鎮静法(睡眠無痛治療)」です。
点滴で鎮静剤を投与することで、リラックスした状態に導き、意識は保ちながらも緊張を感じにくくします。
患者さんの中には「ウトウトしていたら治療が終わった」と仰る方もいるほどです。
全身麻酔のようなリスクはほとんどなく、多くの患者さんに適応できる麻酔法ですので、ストレスなく治療を受けたい方は、お気軽にご相談ください。
当院では麻酔科の医師と連携を取りながら治療を行います。
歯を失うと審美性が損なわれるばかりか、食事や発音でも不自由を強いられることになります。
入れ歯やインプラントなど失った歯を補う治療方法もありますが、残念ながら自分の歯に敵うものではありません。
当院では、抜歯はあくまでも「最終手段」と考え、可能な限り歯を残すように治療を行っています。
当院の「歯の保存治療」について、下に詳しくご紹介します。
※このページで紹介する治療方法は、症例によって適応できないこともございます。歯の状態によっては、当院でも抜歯が最善と判断する場合があるため、予めご了承ください。
虫歯が進行して歯冠(歯茎から出ている部分の歯)がほとんどなくなってしまうと、虫歯を治しても被せ物を取り付けられません。
そのため、多くの歯科医院では抜歯を選択することになります。
しかし、当院では「エクストリュージョン法」という術式を用いることで、抜歯せずに虫歯を治せる可能性があります。
エクストリュージョン法は、歯肉の中の歯根を引き出すことで、被せ物を装着するための土台とする治療方法です。
被せ物を付けられれば、抜歯の必要はなくなります。
虫歯や破折によって歯の長さが足りず、被せ物を付けられないときの治療方法には、「クラウンレングスニング」もあります。
これは、歯肉や歯槽骨を削って歯茎の位置を下げることで、歯根を露出させ、被せ物の土台とする治療方法です。
歯を失わないようにするためには、歯を支える歯槽骨の健康も重要です。
ですが、歯槽骨は歯周病が進むと溶けてしまうことがあります。
歯槽骨が溶ければ歯を支えられなくなるため、抜歯するか、もしくは自然に抜け落ちることになってしまうのです。
しかし、当院では「歯周組織再生療法」によって、骨の吸収が始まってしまった症例でも歯を守れることがあります。
歯周組織再生療法では、「エムドゲイン」という薬剤を使用します。
「エムドゲイン」は、骨の再生を促す特殊なタンパク質を主成分とする薬剤です。
歯茎を切開して、溶けた骨に直接塗布します。個人差はありますが、約半年~1年で骨が再生し、再び歯を支えられるようになります。
抜歯を選択されやすい症例の一つに、根の炎症の難症例があります。
歯の神経を取る根管治療後の炎症の再発などによって、根の先端に炎症が起こると、通常の根管治療では対応が難しくなります。
そのため、こうした症例は抜歯を選択されることが多いのです。
しかし、当院ではこのような症例の場合も、「歯根端切除術」という術式を用いることで抜歯を回避できることがあります。
これは歯茎を外科的に切開して、炎症を起こしている組織と膿の袋を除去する治療方法です。
健康な組織はそのまま残せるため、抜歯の必要はありません。
長く自分の歯を残していくためには抜歯を避けるだけでなく、歯の神経を残すことも非常に重要です。
歯の神経には血管が通っていて、歯に栄養を運ぶ役割を担っています。
つまり、虫歯治療などで神経がなくなると、歯に栄養が届かなくなってしまうのです。
神経のない歯は時間の経過とともに脆くなっていき、割れたり欠けたりしやすくなります。
そして、やがては抜歯しなければならなくなるケースがほとんどです。
そのため当院では、歯の神経も可能な限り残すようにしています。
そのために次の2つの薬剤を使用しています。
これらの薬剤についても、以下にご紹介します。
「MTAセメント」は、殺菌力と封鎖性に優れた充てん剤です。
虫歯の治療などの後の空洞部分に充てんすることで、歯と神経を保護します。
殺菌しながら患部を塞ぐので、治療後に残った細菌の繁殖を抑えることができます。
また、水と反応して硬化しますが、固まる際に少し膨らむため、歯に密着して隙間ができず、虫歯菌が再び侵入するのを防ぐ効果があります。
「バイオセラミック」はMTAセメントを改良したもので、硬化の時間が短く操作性に優れています。
殺菌力があるので、歯を削る量を抑えたり、神経を残したりするのに役立ちます。
80歳の日本人には、何本の歯が残っていると思いますか?
80歳の日本人の歯の平均本数は、
昔は10本未満でしたが、現在は16本以上に改善しています。
しかし、美味しく健康的な食生活を楽しむために必要な歯の本数は、20本以上とされているため、まだ十分とはいえない状況です。
さらに、肉体の寿命が延びていることからも、「歯を残す」ことはこれまで以上に重要な課題となっています。
こうした課題を受けて、歯科医療も進歩しており、昔であれば抜歯するしかなかった症例でも、歯を残せるようになってきています。
ですが、新しい治療方法がスタンダードになるには時間がかかりますし、このページでご紹介した治療方法も、すべての歯科医院で実施しているわけではありません。
歯科医院によってもできる治療が異なる部分もございますので、もしも現在おかかりの歯科医院で抜歯を提案された場合は、
他に方法がないか一度確認してみることをお勧めいたします。
担当医が変われば、抜歯以外の治療方法を提案してもらえることもあるかもしれません当院でも、そのようなときのセカンドオピニオンを受け付けています。
できる限り歯を残す方向で検討いたしますので、ぜひご相談ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。