しっかり噛める入れ歯の
「秘訣」お教えします!

- 「一流歯科技工士」との連携
- 「咬み合わせ」を考慮した入れ歯製作
当院では「型取り」にこだわった入れ歯製作を行っています。
具体的には、BPSデンチャーと呼ばれるフルオーダーメイドの入れ歯を作る際に使用するトレー(個人トレー)を使用しています。
保険治療で製作した場合と、個人トレーを使用した場合の比較を簡単にまとめたのでぜひ、ご覧ください。
保険治療の場合 | 当院の場合 | |
---|---|---|
トレーの特徴 | 既成サイズ | 患者さん毎に作製 |
フィット感 | 標準的だが不安定 | 高精度でフィットしやすい |
安定性 | 下顎で不安定になりやすい | 安定性・保持力が高い |
装着感 | 標準的で違和感を感じることがある | 自然な装着感を得られやすい |
入れ歯を使用されている患者様から、以下のようなご相談をいただくことがあります。
●入れ歯が合わなくて痛い…
●ものが噛めず、食事が美味しくない…
●人前で入れ歯が外れてしまった…
このように、入れ歯に対してネガティブなイメージを持たれる方は少なくありません。
しかし、なぜ「噛めない」「痛い」「外れる」といった問題が起きるのでしょうか?
原因を一言で説明することはできませんが、大きく分けると以下の3つが考えられます。
例えば、髪の毛1本が口に入っただけでもすぐに気づくほど、お口の中はとても敏感です。
髪の毛の厚さは約0.1mmですが、保険適用の入れ歯(レジン床)はその20~30倍にあたる2~3mmの厚みがあります。
この厚みが原因で、「喋りにくい」「噛みにくい」「異物感が強い」といった問題が起きることがあります。
歯を長期間失ったまま放置したり、合わない入れ歯を使い続けると、噛み合わせが徐々にズレてしまいます。
この噛み合わせのズレを正さずに新しい入れ歯を製作すると、当然ながらお口に合わない入れ歯が出来上がってしまいます。
保険適用の入れ歯は、レジンというプラスチック素材で作られています。
この素材は軽く扱いやすい反面、長期間使用することで「ゆがみ」や「たわみ」が生じやすくなります。
その結果、噛んだ際に痛みを感じたり、食べ物が入れ歯と歯茎の隙間に挟まりやすくなるなど、不快感やトラブルの原因となることがあります。
これらの問題を解決するため、当院では独自の技術とアプローチを取り入れ、一人ひとりのお口にしっかりフィットする「噛める入れ歯」の製作を行っています。
さらに、当院の入れ歯には「噛める」だけでなく、以下のようなメリットもあります。
食べ物本来の美味しさや温かさ・冷たさを自然に感じられる快適な入れ歯を実現します。
合わない入れ歯や噛めない入れ歯を使い続けると、咀嚼力(噛む力)が低下してしまいます。
咀嚼力が衰えると、食べ物をしっかり噛めなくなり、それに伴って「飲み込む力(嚥下力)」も弱くなります。
この状態が続くと、食べ物が誤って気管に入り込み、炎症を引き起こす「誤嚥性肺炎」のリスクが高まる可能性があります。
噛める入れ歯を製作するための当院での取り組みは次のとおりです。
入れ歯の製作は、専門知識と技術を持つ歯科技工士によって行われます。
つまり入れ歯のフィット感や機能性、耐久性といったクオリティは、歯科技工士および依頼する歯科技工所の技術力に大きく左右されます。
当院では、患者さんに快適で高品質な入れ歯をご提供するため、一流の歯科技工士や信頼性の高い歯科技工所と連携しています。
1986年 | 東北歯科技工専門卒業 |
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1994年 | 平栗デンタルサービス開業 |
2011年 | 産業能率大学 情報マネジメント学部 現代マネジメント学科卒業 |
2020年 | 公益社団法人日本歯科技工士会 テクニカルレビュー・サイエンス部門最優秀論文賞受賞 |
この入れ歯は、普段の生活で装着していただくことで、「会話中のお口の動き」や「食事中のお口の動き」をしっかりと反映させることを目的としています。
具体的には、以下のような治療工程を経て製作します。
ご覧の通り、一般的な入れ歯と当院の入れ歯の大きな違いは「治療工数」にあります。
通常の入れ歯製作では、最初に歯型を取った後、その型をもとに入れ歯を作るシンプルな工程が一般的です。
一方、当院では「診断用義歯」を活用し、噛み合わせのズレを丁寧に調整した上で再度型取りを行い、そのデータを基に最終的な入れ歯を製作します。
なぜこのような工程が必要なのかというと、
歯が抜けたり、合わない入れ歯を使い続けることで物がうまく噛めなくなると、
人間の身体は自然に「何とか噛もう」として嚙み方を変えてしまいます。
この結果、本来の正しい噛み合わせからどんどんズレてしまうのです。
噛み合わせのズレを放置したまま作られた入れ歯では、残念ながらお口にしっかりフィットするものにはなりません。
さらに、診断用義歯を利用することで以下のようなメリットも得られます。
お口にしっかりと適合した入れ歯を使用することで、ほうれい線や口元のシワが目立ちにくくなります。
顔全体の印象が引き締まり、自然な若々しさを取り戻すことが期待できます。
噛み合わせを合わせて、しっかり噛める位置に調整することで、物を噛む力が向上します。
お口の中の筋肉(舌・頬)を改善することで、嚥下能力が向上します。
ゴシックアーチ診断の目的は、「噛み合わせの水平的な位置」を正確に決めることです。
下顎は前後・左右・上下に動きますが、この診断ではその動きを記録し、噛む力が均等にかかる最適な位置を特定します。
当然ながら患者さんのお口の状態やお悩みはそれぞれ異なります。
当院では、幅広い症例に対応するため、以下のようなさまざまな種類の入れ歯をご用意しています。
ノンクラスプデンチャーは、入れ歯を固定する部分のバネに金属を使用せず、歯ぐきと自然に馴染むピンク色の樹脂を採用した入れ歯です。
従来の入れ歯では、固定用の金属バネが目立つことがありましたが、このデザインにより金属が見えないため、自然な見た目を実現し、審美性が大幅に向上します。
当院では、このノンクラスプデンチャーにさらに機能性や快適性を向上させるオプションを付けた入れ歯もご用意しています。
コンフォート義歯は、快適さと機能性を追求した入れ歯で、以下の4つの特長を備えています。
特長1:痛みが少なくしっかり噛める
柔らかいシリコン素材を使用しているため、歯ぐきへの負担を軽減し、痛みを感じにくい設計です。
また、しっかりとした咬合力を実現することで、食事を快適に楽しむことができます。
特長2:ピタッと吸着して外れにくい
特殊な加工により歯ぐきにぴったりと吸着するため、入れ歯が外れる心配が少なく、安定感があり、会話や食事中も安心して使用できます。
特長3:金属のバネがないため目立ちにくい
金属のバネを使用しないデザインのため、自然な見た目を保つことができ、入れ歯だと気づかれにくい審美性の高い仕上がりです。
特長4:職人の手によるオーダーメイド
熟練した技工士が患者さん一人ひとりのお口に合わせて丁寧に製作するため、フィット感が高く快適な装着感を実現します。
金属床義歯は、入れ歯の土台部分に金属を使用することで「たわみ」を抑え、安定感を高めた入れ歯です。
金属の熱伝導性に優れているため、食べ物や飲み物の温度を自然に感じることができ、食事をより楽しむことが可能です。
シリコンライナー付きノンクラスプデンチャーは、ノンクラスプデンチャーの裏側に柔らかく弾力のあるシリコン素材を貼り付けた入れ歯です。
シリコンの特性により、歯ぐきへの負担を大幅に軽減し、噛む際の痛みを感じにくくなります。
硬い食べ物でも安心して噛むことができるため、食事の楽しさを取り戻すことができます。
歯の本数が少なくなった方のために設計された特殊な入れ歯です。
残っている歯にかかる負担を大幅に軽減し、歯を守りながら快適な咀嚼機能をサポートします。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。