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2021.07.25ブログ

歯科治療について #2 歯周治療

こんにちは

 

第二回の今回、歯周治療について書きたいと思います。

 

まず、みなさんは歯周病の治療と聞くと、何を思い浮かべますか?

 

まずは、よく説明される歯石取りを思い浮かべると思います。

 

それと合わせて、磨き残しやタバコ・飲み物による着色などクリーニングが思いつくと思います。

 

しかし、歯周治療の主な目的についてはうまく伝わっていないことが多いです。

 

目的を理解するために、歯周病について軽く説明したいと思います。

 





 

歯周病は、日本人の歯を失う理由の第一位です。

それを防げれば、自身の歯を守ることにとても有効です。

 

原因は、口の中に常在している歯周病原因菌です。

 

その菌が、毒素を出して歯周組織に炎症を起こし、歯肉の発赤・腫れ、歯を支えている歯槽骨の吸収を進行させます。

 



 

そのため、この菌と自身の免疫力のコントロールを整えるのが歯周治療の大まかな目的です。

 

その方法として、最も重要なことが、「普段のブラッシング」です。

 

時間をかければいいわけでも、歯磨剤ですっきりしたからいいわけでもありません。

 

適切な歯ブラシで、適切に動かすことが必要です。

 

そのため、歯科衛生士が個人個人の歯並びや磨き残しの癖を把握し、ブラッシング方法や歯ブラシの選択の説明を行います。

 



 

歯肉の細胞のターンオーバーは10日前後と言われています。

それほど変化の激しい組織なのです。

 

そのため、普段の管理がいかに大事かがご理解いただけると思います。

 

しかし実際には、我々、歯科医療従事者でも100%キレイに磨くことは困難です。

 

そのため、自分でコントロールできず、残っているプラークやそれが固まった歯石を定期的にリセットする必要があります。

 

それを行うのがメンテナンスです。

しかし、「歯科医院でメンテナンスを受けているから大丈夫!」ではありません。

 

症状がないからしばらく行かないうちに、気づかないうちに進行し、歯槽骨が吸収していることがあります。

 

適切に管理、状態の診査を行うためにメンテナンスには行くようにしましょう。

 

 

 

歯周治療の流れ

 

初回

①初回診査(口腔内診査、口腔内写真、歯周組織検査、X線写真撮影)

 

②現状の説明

 

③TBI(ブラッシング方法・ブラシなどの選択の指導)

 

④プラークオフ(歯石や着色、プラークの除去)と研磨

 

2回目(2週間〜1ヶ月後)

⑤口腔内診査、口腔内写真、歯周組織検査(TBI後のブラッシングの改善されているか)

⑥再度、プラークオフと研磨

 

3回目(これ以降は必要な方)

⑦SRP(手指感覚による歯周ポケット内のプラークや歯石の除去)

 

4回目

⑧歯周組織検査(SRPの効果の評価)

 

5回目

⑨歯周外科処置(目視できる状態での歯周ポケット内のプラークや歯石の除去)

 

6回目

⑩歯周組織検査(歯周外科処置の効果の評価)

 

7回目以降

メンテナンス

 

さらに詳しい内容は治療時に説明いたします。

 

Good Smile For You!
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