2026年9月5日
虫歯治療は、簡単にまとめると、感染部分を削って材料で修復することです。
しかし、その過程や工程はとても多く、知られていないことがあるため、以下に当院の虫歯治療について記載したいと思います。
⓪虫歯治療の考え方
➡︎今ある虫歯だけを治せばいいわけではありません。
・「なぜその歯が虫歯になったのか?」⇨①原因追求
・「今後、再発しないようにするにはどの治療方法・材料・設計を選択するのか?」⇨②治療の戦略
・「治療後のアフターケアはどうするのか?」⇨③治療後のアフターケア
このようなことを検討してから治療に取りかかっています。
①原因追求
➡︎以前から、食生活や磨き残しが原因と言われてきました。
最近では、それらに加え、マイクロクラックと言われる細かなヒビからの感染も原因であると言われています。
このヒビは肉眼ではほとんどが見落とされてしまいます。
そのため、当院では、初回の診査の際にマイクロスコープを使用した診査を行い、見落とさないように心がけています。

また、静止画像や動画を撮影し、説明いたします。
さらに、必要に応じて、CTレントゲン撮影も行っております。
診査をしっかり行うことで、原因追究が可能になります。
②治療の戦略
➡︎
1.治療方法の決め方
感染している部分を除去して、足りなくなったところを補うだけではうまくいかないことがよくあります。
治療開始前に、口腔内診査やレントゲンでどう治すか予測しますが、最終的には虫歯を除去した後、残った健康な歯の残り方を診て、どの治療方法で治すかを判断します。

虫歯除去前
歯が薄く残ったところを残して治すと、力がかかった時にヒビができて、そこから再感染し、早期に再治療に…ということもあります。
除去後の状態を見て、詰め物なのか、部分的な修復物なのか、被せ物なのかを決めます。
戦略的に健康な部分も含めて削る際は、事前の説明と同意を得て歯を削ります。
一度治療した歯は、10年20年もつような治療を心がけております。
2.材料の選択
制度に見合った価格帯のものを使用いたします。
接着剤を例にすると、自費治療のものを100%と設定すると、保険治療のものは、価格と接着力は30〜60%程度です。
また、自費治療で修復物や被せ物も作る際、歯の状態・噛み合う向かいの歯の材質・噛み合わせ・歯ぎしりや食いしばりの有無・審美的な要素などさまざまなことを考えて、その歯にとってより良いものを当院の方で選択いたします。
そのため、材質による価格の違いはありません。

3.削る設計について
前述した歯の厚みやヒビ、噛み合わせなどを総合的に考え決めています。
その中で、可能な限り健康な歯を温存する設計を心がけております。
結果的に保険治療の場合より、削らないことも多くあります。
たくさん歯が残ることで、万が一再治療が必要になった時も、治療に耐えることができます。

③治療後のアフターケア
治療が終わればおしまいではありません。
リセットされた状態だと思っていただくと良いかと思います。
また、原因も分かっているため、今後再発しないような対策を講じることができます。
さらに、当院はマイクロスコープを使用した、マイクロメンテナンス専属歯科衛生士を設けています。

肉眼では見えない感染物の除去や新しいクラックなどリスクの高い歯の早期発見を担当します。
より繊細なメンテナンスで、衛生的な状態を築きます。
リスクの早期発見で、早期解決が期待できます。
治療後の状態を長く維持するように一緒に頑張りましょう!
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。